【さをり織り】手織り作品『さをり織り』で自分を織る
今回は「さをり織り」について紹介したいと思います。
「さをり織り」とは「布を織るのではなく自分を織る」感性の手織りです。
ひとりひとりの様々な思いで織られた「さをり織り」が私は大好きです!
一人でも多くの方に「さをり織り」のことを知って頂ければと思います。
【写真】暁星が織った 『さをり織り』の布生地
これは暁星が実際に織った「さをり織り」の布生地です。
「さをり織り」の布生地だけ完成しました。
縦糸をカラフルにしたものの実際は、地味目な色合いになってしまいました。
生地自体は糸を2本取りにしたりして、丈夫に仕上げたつもりです。
幅30cm長さ2m程あります。実物は結構巨大です。
この長さを織り終えるまで2週間程かかりました。
場所を借りて1回2時間の作業で2週間程ですね。
この布をこのまま使っても良いです。
加工して別の作品にしても良いです。
この大きさだと
★服(トップス)
★ランチョンマット
として加工しても良いですね。
『さをり織り』はこうして生まれた
1969年、城みさをが56歳の時。あるきっかけで手織りを始めて間もない頃。自分の織った布にタテ糸が1本抜けていた。織物の常識に照らせば傷物。しかし、何か趣きがある、自分としては気に入っている。これを傷とみるか模様とみるか、見方次第で物の評価は180度変わる。よし、一度常識から離れて自分の好きなようにやってみよう、どんどんキズを作ってやろう…
当時、織物といえば規則正しく均一なものが一般的でした。タテ糸が一本抜けていれば、「これはキズモノでっせ。二束三文や。」と言われた時代。しかし、城みさをは自分の感性を信じ、常識から離れて織ったショールを大阪の老舗呉服店に持ち込みました。すると、そこの主人から思わぬ言葉。
「これは面白い。全部引き取らせてもらいまひょ。」
自分の感性を信じて織ったショールが高値で売れ、城みさをは考えました。「織り手の個性の美しさが布に現れていたから、評価されたに違いない。」
キズはキズではなく、織り手の個性。
すべてはその発想の転換から始まりました。
単なる手織りがアートに昇華した瞬間でした。
【引用元:【さをりの森】 さをり織りを、知る】
感性の手織り『さをり織り』=布を織るのではなく自分を織る
「さをり」とは自分の感じるままに、好きに好きに織る手織りです。織りに自己を表現するというアートとしての手織りです。アートである以上、見本もなければ、ミスや失敗というものもなく制約もありません。何を何色でどんな風に織るか、すべて織り手本人に委ねられているの です。
しかし、自由である=簡単というわけではありません。我々は日頃から常識や既成概念という枠の中で生活しています。知らず知らずのうちにそれらの影響を受 けて、何かに捉われていることが多いものです。その中で「自分」をありのままに表現することはある意味で難しいとさえいえるのです。
「さをり」では「機械のマネはしない」ということをスローガンとしています。均一・均質、パターン化されたものから抜け出す。常識や既成概念から離れ、自由な発想と視点を大切にする。心を「無」にして織る…。そうして初めて、本来ひとりひとりが生まれながらに持っている感性を引き出すことができると考えています。そこから生まれたものはすべてがオリジナルであり、オンリーワンであるのです。自分にとってかけがえのない大切な宝物になるのです。
手織りをアートとして考え、織ることでひとりひとりが生まれながらに持っている感性を「引き出す」という、「さをり」独自の考え方は海外でも広く受け入れられています。誕生から40年以上経ったいま、「さをり」は世界各地に広がっています。
布を織るのではなく、自分を織る。
その楽しさは世界共通なのです。
【引用元:【さをりの森】 さをり織りを、知る 】
暁星と『さをり織り』の歴史
暁星と『さをり織り』の歴史
「さをり織り」は場所を変えながらかれこれ5年程習っています。
今は家の近所の「さをりひろば」という場所で織っています。
毎月2回土曜日10時~12時の2時間の作業時間です。
『さをり織り』をミシンで加工したい!
ミシンは夫から頂いたものがあるのですが、加工技術がないのでこれからミシンを使い実際に「さをり織り」の布を加工出来たらなと思っています。
子供が大きくなる間にミシンの技術を身につけたいと思っています!近所の手芸屋さんにミシンの使い方を習いに行きたいです。
ネットショップ『魔女工房』を開きたい!
将来的な夢があります!
ネットショップ「魔女工房」を開きたいのです!
「さをり織り」を加工したグッズを売りたいのです。
大好きな「さをり織り」を広めることも出来ます。
「ミシン」の技術も上げる事が出来るかもしれません。
まずは近所に手芸の得意な方が居るので、その方に習おうと思っています。
まとめ『さをり織り』
ご縁があって「さをり織り」を知ることが出来て良かったです。
自分で織る事はとても楽しいです。大切な趣味の一部ですね。
皆様にも「さをり織り」の魅力を知って頂けたらと思います。
暁星 仲